菜の花プロジェクトみのお 設立趣旨書  
 江戸時代から明治期にかけて箕面市域を含む北摂一帯は、春になると菜の花畑が一面に広がる田園地帯でした。水田の裏作として栽培されてきたナタネは、収穫後、人の力による搾木(しめぎ)と言う方法で菜種油が絞られ、灯火用に、食用に、と重要な換金作物としてさかんに利用されていました。しかし、その後の都市化や農業政策の結果、国内でのナタネ栽培は減少を続け、現在 日本のナタネの自給率は1%にも満たず、箕面でも全くと言っていいほど栽培されなくなりました。
 現在、地球温暖化による環境問題が私たちの生活を脅かしつつありますが、それは石油などの化石燃料の消費を前提とする大量生産・大量消費・大量廃棄と言うライフスタイルが大きな原因であると考えられます。こうしたライフスタイルからの転換をはかる動きとして、身の周りの地域での資源や伝統を見直し、ゆっくりと心豊かに暮らすスローライフの運動が拡がりをみせています。
また一方、地球上の資源の奪い合いが戦争や紛争を引き起こしていることから、限りある化石燃料や危険な原子力にエネルギーを依存するのではなく、再生可能なクリーンな自然エネルギーに転換していこうと言う動きも少しずつ起こってきています。それは、どちらも未来の世代にツケを残さない「持続可能な社会」をめざす運動です。
 私たちはその運動の一つとして『菜の花プロジェクト』をここ箕面の地で立ち上げます。
『菜の花プロジェクト』は滋賀県愛東町(現・東近江市)で生まれた「地域自律の資源循環型社会を目指す」取り組みです。箕面のあちこちに美しい菜の花を咲かせて楽しみ、その種を絞った食用油を料理で使い、廃食油はクリーンなバイオディーゼル燃料として車を動かし、搾油時に出た油かすは肥料や飼料として使う、と言う小さな循環の環を足元から造り上げていきます。
 小さな一粒のナタネを植えることから始まる、誰もが簡単に身近に参加できる環境活動として、また将来的に地域の経済をも作り出していけるような『菜の花プロジェクト』を箕面で大きく育てていきましょう。
                                       2005年8月20日
                                     菜の花プロジェクトみのお 

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